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Discipline and indiscipline

主に札幌ではたらく株式会社恵和ビジネス代表取締役社長のblogです。

日本トレーサビリティ協会のセミナーに行ってきた

今日は東京ビッグサイトで開催されていた、

というセミナーに参加するために東京まで日帰り出張。ふつーだったら日帰りするスケジュールは組まないのですが、

という布陣だけに前後のスケジュールがどうあろうと行って聞かなきゃあいけないわけですよ皆さん! 食品トレーサビリティという切り口でこうやって現場を共有した産学官のそれぞれの立場からの話がみっちり聞けるなんてのはなかなかないですし、加えて学は坂村教授、産は大見専務と、この布陣で面白くないわけがない。
坂村教授にしても大見専務にしても、共通しているのは徹底した「現場主義」だということなんじゃないかと思ったんですが、同じ現場主義でも「学」の現場主義と「産」のそれとでは大きく趣が違うなあ、というのが率直な印象。坂村教授は「トレーサビリティは義務」と言うのに対して、大見専務は「義務だけじゃ現場は回らないからきちんと付加価値を見出す必要がある」と言う。その前提の上に立ってコストをどう低減するか、誰が負担するかの議論をすべきというのは、実際の店舗や共同購入などで顧客と向き合っているだけにずしりと響く。
もう一つ大見専務の話で「これはすごい」と思ったのが、トレーサビリティをネガティヴな捕らえ方をせずにもっとポジティヴに捕らえよう、というもの。トレーサビリティというと「こういう問題があったからこの商品を買うな!」といったように、問題が発生したときの議論が先行する嫌いがあります。ところがこれをポジティヴに捕らえなおすと、blogなどである食品のトレーサビリティ情報を紐付けて「これおいしかった!」とか「こういうモノがありますよ」とかいろいろ書くと、そこから遡ってどんな生産者がどんなものを作っているとか、どんな原材料がどういう使われ方をしているとか、その食品にまつわる情報が芋づる式に原材料にいたるまでつながっていくわけです。ここにAmazonなどのアフィリエイトやGoolgle AdSenseなどの広告モデルを持ち込んでも面白いかもしれないですが、そういう仕組みがなくてもトレーサビリティ情報をもとにして生産者側から情報発信をする低コストな(ここ重要ですよね)チャンネルが広がるよってことです。大見専務の話がトレーサビリティからいきなりblogやアフィリエイトの話にぶっ飛んできたときは「やられた!」と思ってしまいました。
ここにはもっと関わっていけるようにしなきゃ。

ユビキタス・コンピュータ革命―次世代社会の世界標準 (角川oneテーマ21)

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