Discipline and indiscipline

主に札幌ではたらく株式会社恵和ビジネス代表取締役社長のblogです。

オニオングラタンスープのこと

オニオングラタンスープが大好物です。
あめ色に炒めた玉ねぎとコンソメの澄んだスープに、バゲットを浮かべてチーズをのせ、オーヴンで焼き目をつける。とてもシンプルな料理ですが、玉ねぎを炒める工程や、塩コショウの微妙な加減が出来上がりを大きく左右しますし、パンとチーズのバランスもとても重要。加えてオーヴンでの焼き加減も大事。
パンとチーズのおかげで、少量でも満足感を得ることができるというのも素晴らしい利点です。
うまいところのオニオングラタンスープは、玉ねぎの甘味も、コンソメの複雑な旨みも、パンとチーズのボリューム感が微妙なバランスの上に成り立っていて、喩えようのない満足感をもたらしてくれます。って、別にいつもそんなことを考えながら食べているわけではないのですが、メニューに発見すると嬉しくなって頼んでしまいます。
オニオングラタンスープが好きになったのはもうだいぶ前。たしか小学生の頃に遡ります。週末になるとよく近所にある祖父母の家に泊まりに行っていたのですが、そんな週末のある日に、めずらしく祖母と散歩に出ました。祖母と散歩したなんて記憶はこの一度きりです。もしかしたらよく行っていたけど印象的でこれだけしか覚えていないのかもしれません。
祖父母宅は豊平川の河川敷に立つ古いマンションで、川沿いに散歩しながら河川敷に生えていた野いちごやらなにやらを食べてすっぱい顔をしてみたり、たぶんなんか他愛のない会話をしながら散歩していたんだろうと思います。しばらく歩いて喉がかわいて、その近くにあった喫茶店に入ってひと休みすることに。おそらく小腹も空いていたのだと思いますが、何を飲んだかは記憶にないのに、その時に食べたオニオングラタンスープがひどく美味しかったのだけはなぜか覚えています。
それ以来私の中のスープランキングは、コーンポタージュやクラムチャウダーなどを軽く一蹴してオニオングラタンスープがダントツの一位の座を不動のものにしています。
って、なんで突然こんなことを書いているかというと、私にこの大好物を教えてくれた祖母・渡辺みよ子が5月27日13時50分、満で93年の生涯を終えたのです。先ほど野辺の送りを済ませ、自宅に戻ってきてなんとなくオニオングラタンスープが食べたいなあと思いつつ書き始めたのでした。
その時に祖母と行った喫茶店はまだあるようです。現在営業しているかどうかはわかりませんし、営業していてもメニューにオニオングラタンスープがあるかどうかもわかりません。もちろん当時のお店の方がまだいるとは思えませんが、もし営業しているなら近く行ってみようと思っています。
我々家族の強い希望で家族葬ですべてを済ませました。祖母みよ子と生前ご交流をいただいていた皆様には大変申し訳無かったのですが、どうぞご理解ください。また、香典・生花・弔問は皆様のお心遣いのみありがたく頂戴し、固く辞退申し上げます。
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