Discipline and indiscipline

主に札幌ではたらく株式会社恵和ビジネス代表取締役社長のblogです。

小樽商科大学保田准教授の試みがおもしろい

最近いっしょに定期的なショートトークイベントなんかも立ち上げたりしている友人でもある小樽商科大学准教授の保田さん(@)が、自身が担当している財務管理論の講義を Ustream で配信するという試みを始めました。
screenshotUSTREAM: Takaaki Hoda
以前から「iTunes U で講義を配信したいなあ」とも言っていたのでそれに向けてのステップでもあるのでしょうが、これがなかなか面白い。受講している学生の中には外国人留学生もたくさんいるようで、講義は半分日本語、半分英語。以前から英語での講義を行なっていることは聞いていたのですが、実際に見るまでは「日本人学生がついていけるのかな?」と心配でした。ところが、配信を見てみるとこれは日本人学生の理解を深めることに一役買っていることがよくわかります。
日本語だけの講義では日本語のタームだけで学生のアタマがうめつくされていくのですが、英語も並行して聞くことで、

  1. 日本語と英語のタームがリンクして覚えられ、同時に体系的に整理される
  2. 関心が日本のことだけではなく海外事例にも向くきっかけが大いに生まれる

という効果があるように思います。特に保田さんの専門である企業ファイナンスの分野では頭の中が日本国内に閉じた人材では今後絶対にやっていけないはずですから、こういった講義を通じて素晴らしい人材が出てくることが期待されます。
それから、学外に生中継で講義を配信しちゃう、というのもいくつか事例として出てきてますが、担当教員としてはとてもプレッシャーがあるんじゃないかと思います。学外関係者とのめんどくさい調整ごとや、ちゃんと伝わる配信品質を担保するコスト・体制の問題などなど、解決しなければいけないこともあります。また、学内で学生だけを相手にしている時とは違って学外の同業者(?)や実務家などの目に触れることにもなりますから(えっと、だからそれまで手を抜いてたんだろとは言ってませんよ!w 念のため!)、思いもよらない反応が出てくることもありそうです。
当然、講義のクオリティが高ければ、これまでは得られなかったようなプラスの反応が得られるわけで、大学とその周辺との新しいコネクションを作るきっかけとして機能していくのではないかと思います。
個人的にも興味のある内容であったり、実務上必要な知識をこういった形で体系的に学べるきっかけができるのはとても嬉しいことでもあります。なんてことを書くとまた保田さんから「渡辺さんも経営大学院に入りなよー!」って勧誘されちゃいそうで怖いですがw
昨日の配信終了後、


と聞いてみたところ、

とのことですので、次回以降も楽しみにしたいと思います。
昨日の様子はまだアーカイブにも残っています(2012年4月27日現在)ので、どんなものか興味のある方はぜひそちらもご覧ください。財務管理も、英語も、同時に勉強できますよ!

追記

第一回目のUstreamアーカイブは以下の三つ。
いろいろ試行錯誤しながらなので音量がー、とかもありますけど、飛ばし飛ばしでも見ていくと後半どんどん面白くなっていきます。
screenshot財務管理論(4月26日)その一
screenshot財務管理論(4月26日)その二
screenshot財務管理論(4月26日)その三

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