読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Discipline and indiscipline

主に札幌ではたらく株式会社恵和ビジネス代表取締役社長のblogです。

というわけで drupa 雑感

四泊六日の短い間ではありましたが、四年に一度の drupa 見てきましたよ。
日記的な感じで blog にも書いてきましたが、具体的な仕事の内容については触れていません。なのでどうみても遊んでるふうにしか見えない*1のですが一応ちゃんと仕事もしています。今回もかなり得るものは多かったですよ。いい意味でも悪い意味でも。と、肝心なところを内緒話にしておくのもあれなので、ちょっとだけ仕事に関連することを書ける範囲で書いておくことにします。

デジタルは B2 over もしくは 30inch over に

前回まで「デジタル印刷」と呼ばれるカテゴリの新製品はもちろん例外はあったにせよ大体が枚葉であれば A3、連続であれば 20inch 前後のサイズが主でした。高速性、品質を追求するには用紙幅を拡げるのが非常に難しいハードルだったわけですよね。当然ながらその用紙サイズを扱うことの多い軽印刷・BF印刷の会社がこぞって導入のメインターゲットでもありました。
ところが、今回の drupa では完全にそのサイズが拡大して枚葉なら B2、連続なら 30inch というのがどんどん出てきています。日本の BF 印刷機メーカの老舗でもあるミヤコシさんですら、今回の drupa に出展した二機種は枚葉も連続もそのサイズ。デジタルの主戦場は完全に B2 or 30inch に移った感があります。となると、必然的にこれまでデジタル印刷のメインターゲットであった軽印刷・BF 印刷のカテゴリではなくなり、これまで「そんなちっこい(もしくはほっそい)紙なんか使ってられっかよ、ちゃんちゃらおかしいぜ!」って思ってた商業印刷の皆さん*2が本格的にこれまでの仕事をシフトできる機材として導入を考えられるようになったってことです。
なるほどデジタル印刷もここまで技術が進んだかー、なんて感心していられません。というのは、これはつまり「軽印刷や BF 印刷のカテゴリにおいてデジタルで勝負できる分野がなくなりつつある」ことを意味する*3からです。そして、これまで軽印刷や BF 印刷のカテゴリにデジタルが普及したスピードよりもはるかに速いスピードで商業印刷の分野におけるデジタル化が進むことは間違いありません*4
いやーん、こわーい!*5

しかし問題は最後までのプロセスがデジタル印刷に対応しないこと

とは言っても、軽印刷や BF 印刷の世界でボトルネックだったところは何一つ変わっていません。印刷がデジタル化されていろんなことができるようになったとはいえ、そのあとにその紙を切ったり、抜いたり、折ったり、まとめたり、がきちんとできなければ意味がありません。印刷と同時に印字したバーコードを読み取って、切って、まとめる、ってのはもうすでにできます。そのおかげで「A さんには1枚で同封物はこれとこれ、B さんには2枚で同封物はこれだけ、C さんは2枚で同封物はこれとこれとこれ」なんてややこしいこともできるようになっています。
ところが、じゃあその印刷物に「2枚目があればそれにはマイクロミシン、3枚目があればそれにはコーナーカットとパンチ穴」なんて加工をしたい場合はどうしましょう。これができれば印刷の自由度は相当上がります。今回 Hunkeler 社が出展したレーザー加工機なんかは*6これを実現してくれるものですが、他にも同様の設備があるのかと思って会場を回ってみてもない*7んですよね。
中でも封入封緘機メーカ数社を見て回ってがっかり*8したのは、メインで展示している機械に「封入物の内容に応じてフルカラーのイメージを封筒に印字できます」ってのを自慢げに*9だしてたこと。いや、そりゃ出来るでしょうけど、そんなん何に使うんですか*10。我々からしてみたらそこで求めたいことって実はふたつしかない*11んです。まずひとつは「スピードと正確性を高めること」、そしてもうひとつは「印刷側の自由度*12が高まるような柔軟な加工・封入ができるようになること」です。このふたつしかない*13
と、書き始めたら長くなりましたが、今回の drupa でいろいろみてきた中で思ったことの一つです。さて、じゃあどうするのかってのは当たり前だけどここでは内緒w*14 *15

*1:ビールばっかり呑んでてごめんなさい

*2:ごめんなさい、そう思ってたんじゃないかって偏見ですこれ

*3:そういう流れになるだろうことはもちろんもっと前からわかってたわけですけどね

*4:言いきっちゃったけど自信無いですごめんなさい

*5:いや、怖いとか言ってないでどう切り抜けるか考えるのが仕事ですよもちろん

*6:はいはいステマステマ、いや違うけど、ごめんなさい

*7:いや、もしかしたら見落としてただけなのかもしれませんごめんなさい

*8:がっかりなんて言ってごめんなさい

*9:ホントごめんなさい

*10:これみて「うっひょー!使えるぜ!やったー!」ってひと、ごめんなさい

*11:もっと他のことを求めたい人、ごめんなさい

*12:アプリケーションの多様性と言い換えたほうがいいかもしんない。わかりにくくてごめんなさい

*13:偉そうに言ってごめんなさい

*14:尻切れトンボでごめんなさい。だって書けないじゃん仕事のことなんて具体的にw

*15:注釈が多くてごめんなさい

広告を非表示にする